02 Research

研究

有機合成と錯体化学を基盤に、分子を設計・合成し、構造が反応性や光物性に与える影響を研究しています。専門外の研究者や企業の方にも全体像が伝わるよう、公開済みの内容に限って紹介します。

Synthetic & Coordination Chemist

研究概要

分子のわずかな形や結合様式の違いは、反応の進み方や光の吸収・発光に大きな違いを生みます。目的とする分子を合成し、溶液中と固体状態の構造を調べ、分光測定と組み合わせることで、構造・反応性・性質のつながりを明らかにします。

主な研究テーマ

白金錯体とシクロメタル化

公開済みの研究では、π共役配位子をもつシクロメタル化白金錯体を対象に、配位子の回転、結合様式、環構造、反応性、光物性の関係を検討しました。

マクロサイクルと超分子化学

環状分子の内部空間や立体構造に注目し、分子をどのように組み立て、構造変化と機能を理解できるかを研究します。分子集合も関心領域です。

分子構造と光物性

吸収・発光スペクトルと分子構造を比較し、π共役、金属と配位子の結合、分子の平面性や立体配置が光物性へどう反映されるかを考えます。

シクロメタル化白金錯体:5員環と6員環の形成

シクロメタル化白金錯体における5員環と6員環の形成を示すグラフィカルアブストラクト
Graphical Abstract: Ota et al., Chemical Science 15, 14644–14650 (2024), DOI: 10.1039/D4SC04799K(CC BY 3.0)。

π共役配位子の回転と二つの結合様式により、5員環・6員環のメタラサイクルが形成されることを示しています。

研究で用いる手法

  • Organic synthesis
  • Coordination chemistry
  • NMR spectroscopy
  • UV–vis spectroscopy
  • Photoluminescence spectroscopy
  • Single-crystal X-ray diffraction
  • Molecular structure analysis
  • Computational chemistryとの共同研究

一つの測定だけで結論を急がず、複数の分析結果を照らし合わせて分子の振る舞いを理解することを大切にしています。このページでは公開済みの論文・発表から確認できる範囲のみを扱い、進行中・未公開の研究結果は掲載しません。

公開済みの研究成果

査読論文とDOI、確認済みの発表・受賞をご覧いただけます。