カナダ・バンクーバーを拠点に、University of British Columbia(UBC)で化学の博士研究に取り組んでいます。専門は有機合成と錯体化学です。研究に加え、科学コミュニケーション、海外進学に関する発信、日英でのリサーチ支援を行っています。
現在の活動
UBCのMacLachlan Groupで、錯体やマクロサイクルを中心とする合成研究に取り組んでいます。分子をつくり、構造を確かめ、反応性や光物性との関係を考えることが研究の軸です。研究で培った情報の読み解き方を生かし、専門外の人にも科学が届く伝え方や、企業・大学・個人へのリサーチ支援にも取り組んでいます。
研究者になるまで
化学と分子設計を学ぶ
大学・大学院で有機化学と分子設計を学び、2020年に東京工業大学で化学の修士号を取得しました。
日本の化学企業でR&D
約2年半の研究開発を通じ、技術を実際の課題や意思決定へつなげる視点を学びました。
企業研究から海外PhDへ
分子設計と機能の関係を基礎から深く追究するため、家族帯同でUBCの博士課程へ進みました。
研究と発信をつなぐ
博士研究と並行して、科学コミュニケーション、海外進学の情報発信、日英リサーチ支援に取り組んでいます。
英語が苦手だった高校生から、海外で研究するまで
高校3年の頃、英語は得意科目ではありませんでした。大学院で初めてバンクーバーへ短期留学した後も、すぐに話せるようになったわけではありません。就職活動を機に始めたオンライン英会話を毎日25分、約4年間継続。UBCでの研究留学と日本企業でのR&Dを経て、2022年にUBCの博士課程へ進みました。英語力は、一度の転機ではなく、日々の継続と研究現場での実践を重ねて身につけたものです。
海外進学には新しい機会がある一方、研究環境、生活、資金、家族、将来のキャリアなど、事前に考えるべき課題もあります。良い面と難しい面の両方を伝え、自分に合う進路を判断する材料を増やしたいと考えています。
化学と海外進学を伝える理由
目指しているのは、化学に興味をもつ人を増やすことと、理系の学生・研究者が海外で学ぶ道を現実的に検討できるようにすることです。「海外へ行くべき」と結論を押しつけず、具体的な情報を示し、読者が自分で選べる状態をつくります。
研究・活動・協働について
公開済みの研究成果と、科学・海外進学を伝える活動をご覧ください。